Facebookの広告配信に関するFacebook広告は実際に運用するとなると、様々な疑問・質問が出てきます。
かといってFacebook公式にある情報も「なんだか分かりにくい」という声があり、なかなか情報収集が難しい状況です。
そこで今回は、そんな時に役立つ「Facebook広告のよくある質問」をまとめてみました。ぜひご活用ください!
※なお弊社はFacebook広告の運用代行を行っておりますので、お気軽にご相談いただければと思います。
目次
【基礎編】Facebookの広告配信に関する質問
Facebookの広告配信に関するよくある質問をまとめました。
以下の質問にそれぞれ回答・解説していきます。
Q: Facebook広告とは何ですか?
Facebook広告とは、Facebookという大手SNSプラットフォームで配信することができる広告のことを指します。
「リーチ数」、「CTR」、「CPC」などの効果測定指標を活用し、ユーザーの属性や趣味嗜好に合わせたターゲティングが可能です。
Q: Facebook広告はどのような人におすすめの広告ですか?
Facebook広告は、特定の属性を持つユーザーにピンポイントで訴求したい企業や、幅広いユーザー層に情報を届けたい広告主におすすめの広告です。
多くの人々が日常的に利用するFacebookであれば、高いリーチ数を期待できるでしょう。
Q:Facebook広告の出稿に必要なものは何ですか?
A:まずFacebookのアカウント登録が必要となります。
個人アカウントと合わせて、ビジネスマネージャアカウントの開設が必要となります。後者についても基本的にはクレジットカードさえあればすぐに発行可能ですので、まずはそちらでアカウントを作成しましょう。
その後、ログイン後に表示される画面から「Facebookページ」を選択し、Facebookビジネスページの作成→広告アカウントの作成と進んでいきます。こちらについては長くなりますので、後日別記事でご紹介します。
Q:Facebook広告でそもそも配信できない商材はありますか?
A:実は結構あります。
Facebookでは以下の商材・サービスの広告出稿を禁止しており、仮に強行突破で出稿しても審査落ちになってしまうケースがほとんどです。
・コミュニティ規定に違反するサービス
・違法な製品やサービス
・差別的な行為
・タバコおよび関連製品
・危険な物質
・武器、弾薬、爆発物
・成人向けの商品やサービス
・成人向けコンテンツ
※Facebook公式サイトより引用
これは原則、外資系企業であるFacebookの運営元・META社が世界共通で定めているルールのため、日本のルールよりも厳し目と思って頂いて大丈夫です。
例えば広告クリエイティブに水着の女性を掲載するパターンがあります。(※昔風に言うと「クイズに答えてハワイに行こう!」的な広告だと水着の女性が写り込んでいるケースが多いですよね)
これについてもFacebookでは「アウトなもの」として定めています。
Q:諸々面倒な設定をすっ飛ばしてフェイスブックに広告を出す方法はありませんか?
A:「投稿を宣伝」というメニューを使う方法もあります。
Facebook広告の煩雑な手続きを省略して「ひとまず今すぐ広告を出したい!」という場合は、Facebookにアップした投稿そのものを宣伝する(出稿する)という方法があります。
こちらは難しい設定などが省略でき、スピーディに広告を出せるので状況によってはオススメです。
ただこの方法は裏を返すと、配信先などの細かい設定ができません。なおかつ配信できるのも投稿単品となるため、訴求力が落ちてしまうケースもあります。
どちらかと言うとフラッシュマーケティングや期間限定セール的な内容だと相性が良いでしょう。
【配信編】Facebookの広告配信に関する質問
Facebook広告を有効活用するための情報について、Q&A方式で紹介します。
どこに表示されるのか、どのような種類があるのか、配信スケジュールは何か、そして予算の最適化とは何なのかなど、各項目に深く詳しく確認していきましょう。
Q: Facebook広告はどこに表示されますか?
A.Facebookの広告は、タイムラインやニュースフィードはもちろん、インスタグラムやストーリーズなど、広範囲の場所に表示されます。
また、ユーザーのデモグラフィック情報やインタレストに応じて、特定のユーザーに向けた広告を表示することも可能です。これにより、広告の効果を最大限に引き出すことができます。
Q: Facebook広告の種類はどのくらいありますか?
A.Facebook広告には、画像、動画、カルーセル、スライドショーなど、多種多様な広告形式があります。
広告の目的や戦略によって、最適な広告形式を選択することが重要です。
Q: Facebook広告の配信スケジュールとはなんですか?
A.広告の配信スケジュールとは、広告を表示する時間帯や曜日を指定する機能のことを指します。
ターゲットとなるユーザーがFacebookを利用する時間帯に合わせて広告を配信すれば、広告効果も高まることが期待できます。
Q: Facebook広告の予算の最適化とはなんですか?
A. 広告キャンペーンの予算を最大限に活用し、最も効果的な結果を引き出すための一連の工程のことです。
これには広告のターゲティング、配信タイミング、広告形式の選択など、様々な要素が関連します。広告予算を最適に使うためには、これらの要素を適切に調整することが重要です。
Facebook広告は非常に高機能で、ターゲットを絞って広告配信することも可能です。さまざまな種類の広告をスケジュールし、予算を最適化することで、より一層効果的な広告活動を実現しましょう。
【単価編】Facebookの広告配信に関する質問
ここからはFacebook広告における単価(課金)について解説していきます。
Q:Facebook広告に出稿する場合、いくらくらいかかりますか?
A:規模感によって文字通りピンキリです。
ただし、最低金額だと100円から出稿できます。
Facebook広告は基本的に出稿する広告の規模や予算に応じて、かなり柔軟に価格調整が可能です。
また、Facebook広告は少額での出稿も可能なので、あまり多くの予算をかけたくない場合に便利ですね。
とはいえ、やはりある程度の金額をかけておく方が安心ですし、出稿金額が増えればそれだけ露出増も見込めるため、予算に関しては余裕を持っておいた方が良いでしょう。
なおシステム上は最低100円から出稿出来ますが、現実路線だと月200万程度の予算が掛けられる規模感だとビジネスとしては戦略を立てて行動できます。
ちなみに広告を大規模に出稿している企業になると、月100万円以上の費用をかけて150%~400%以上の収益を出しているケースもあります。
Q:広告配信はどうやって支払ったらいいですか?
A:日本の場合はクレジットカードが基本です。たまにPayPalを利用される企業もあります
Facebookは全世界から広告配信を受け付けているため、国によって支払い方法が異なります。
そのため、国によっては銀行口座の引き落としが使えたり(※日本は未対応)、クレジットカード払いが必須となるケースもあります。日本の場合はクレジットカード各種、およびPayPalによる決済が基本となりますね。
なお、大きな予算を使いたい場合はデビットカードがおすすめです。クレジットカードでは限度額がありますが、デビットカードであれば口座残高があればが使えるためです。
Q:どのタイミングでクレジットカードに請求されますか?
A:カード会社とFacebookの各種タイミングによります。
基本的に広告配信時に自動で支払われます。厳密にはカード登録時に有効性チェックとして約100円の決済が入り、その後、徐々に決済金額が増えていきます。数千円、数万円と増えていき、最大は10万円単位で決済が走ります。そのため配信開始当初のカード明細にはかなり細かい決済が入るので、認識しておきましょう。
この請求タイミングはFacebook側からのいわば「信頼度」によって決まり、取引の浅いカードやアカウントだと100ドルごと・数時間後など短い間隔で決済が入ったり、逆にある程度実績のあるカードだと数日の期間を経て決済される場合も存在します。
このあたりはケース・バイ・ケースとなります。
ちなみに10万円決済まで進んでもカードの限度額に到達すると広告は停止します。また、カードによっては短時間に複数の決済が走ることでセキュリティ機能が発動し、決済を承認しない、つまり広告が止まってしまいます。
このように配信開始当初はさまざまな要因によって広告が停止する可能性があるため、こまめに確認することをお勧めいたします。
Q: 予算変更や途中で配信を終了した場合の費用はどのようになりますか?
A.予算を変更したり途中で広告を止める場合でも、その時点までに配信された分の費用は発生します。
例えば広告配信を途中で終了した場合でも、その時点までに配信された広告に対する費用は請求されます。ただし、過剰に請求されることはありませんのでご安心ください。
【クリエイティブ編】Facebookの広告配信に関する質問
どんな広告でも、クリエイティブがどれだけ魅力的で興味を引くものであるかが重要です。
Facebook広告にも当然同じことが言えます。以下のQ&Aでは、Facebook広告の効果測定方法や、クリエイティブのコツについて解説しています。
Q: 広告効果の測定方法はどのように行いますか?
A.Facebook広告の効果測定は、主にFacebookの提供する「Facebook Ads Manager」を利用します。
ここでは、広告の到達数、クリック数、閲覧時間など、様々なメトリクスを確認することができます。
「Facebook Ads Manager」は、直感的に操作可能なUIを備えており、どの広告がどのターゲットに効果を発揮したか、また、予算の有効利用ができているかなどを確認することができます。
Q: 審査に落ちないクリエイティブのポイントはなんですか?
Facebook広告の審査には以下のポイントが重要となります。
- ユーザーのプライバシーを尊重した表現にする
- 過度な「奇抜さ」や「センセーショナルさ」を避ける
- 誤解を招く表現は避け、具体的な情報を提供する
- 禁止されている内容(暴力、差別、不適切な言葉など)を含まない
これらを意識することで、審査にパスしやすくなります。「ユーザー目線」を忘れずに、ユーザーが安心して広告をクリックできるクリエイティブを心掛けてください。
Q: 広告効果が低い場合、どうしたらいいですか?
A.広告効果が低い場合、以下の点を見直してみてください。
- ターゲット設定:自社の商品やサービスに最も関心があると予測されるユーザーを的確に選ぶ
- 広告の文言:魅力的なポイントや、ユーザーが求めている情報を含めて、ユーザーの興味を引く
クリエイティブの見直し:画像や動画のクオリティを上げる、色彩やレイアウトを工夫する また「Facebook Ads Manager」を活用して、広告のパフォーマンスを分析し、改善策を見つけ出すことも大切です。
Q: 広告効果を高めるクリエイティブのポイントはありますか?
A.広告効果を高めるクリエイティブのポイントとして「クリアなメッセージ」「強いビジュアル」「CTA(コールトゥアクション)の明確化」が挙げられます。
広告では、伝えたいことを一言で述べることが重要です。また、広告を見ただけで商品やサービスの特徴が伝わるようなビジュアルを採用することも求められます。
「CTAの明確化」については、広告を見たユーザーが次に何をすべきか、明確にすることが重要です。
この3つのポイントを踏まえたクリエイティブを作成することで、広告効果をより高めることが期待できます。
【トラブル編】Facebookの広告配信に関する質問
最後に、Facebook広告配信に携わるとほぼ不可避な「トラブル」について解説していきたいと思います。
Q:誤って広告予算を使い切ってしまったのですがどうすればいいですか?
A:基本は対処法がありません。
広告予算を想定外に使い切ってしまった場合、返金対応などは大前提としてありません。この辺りは外資系企業ということもあり、ほぼ交渉は無意味と考えて良いです。
よって、広告予算の設定は慎重かつ自己責任の精神で行いましょう。もしくはこういったミスが起こらないように広告運用のプロを社内に引き入れるという考え方もあります。
例えば当社であれば、伴走型インハウス支援で広告運用にチャレンジされる方のサポートをさせて頂きます。(ぜひご検討下さいませ!)
Q:いつまで待っても審査中ステータスから配信中になりません。どうやったら良いでしょうか?
A:基本は待つしかありません。
というのも、広告配信には2つのステップがあり、まずは「審査」という段階を踏む必要があるからです。つまり、Facebook側が「これOK」と判断しない限り、広告配信は開始されません。
この点についてはFacebook側でもアナウンスしていますので、まずは待ちましょう。
ただし、72時間以上ステータスが変わらない場合は人力審査に回されているか、何らかの事情で審査が遅れている可能性があるので再申請をしてみましょう。それでもダメなら、Facebookへ問い合わせてみてください。
Q:出稿したはずの広告が表示されない、もしくは停止状態です。どうすれば良いのでしょうか?
A:配信開始後に取り下げられた可能性があります。
まずは配信ステータスを確認してみてください。そこに「制限」「アカウントの停止」といった文字があれば、それはそのユーザーのアカウントが一時的に停止したことを意味しています。
この場合、広告の配信も停止しています。クリエイティブや訴求先URLを再確認し、他のアカウントから出稿することを検討しましょう。
Q:確かに出稿はされていますが、インプレッションが全くありません。どうしたら良いでしょうか?
A:単価が低すぎることが原因かもしれません。
Facebook広告の仕組み上「広告が1回表示される」ことは入札形式となります。
つまり他の同じ様な広告を出したいと思っている競合相手と広告掲載をかけて「競り」をしているのと同じ様な状況です。
よって、例えば相場のクリック単価が仮に1,000円の広告に対して1クリックあたりの予算(CPCといいます)を100円しか掛けていない場合、他の相手に競り負けてしまい、そもそも広告が表示されない状況が発生してしまいます。
Q:何故か設定した予算を大幅にオーバーしており、予算超過分の支払いを求められてます。何故でしょうか?
A:日予算と全体予算を再確認してみましょう。
広告設定は何かと煩雑なため、慣れていないと「広告全体の予算が100万円」と定めていたつもりが「1日あたり100万円まで使ってOK」と設定してしまっているケースも多々あり、注意が必要です。
また、逆に日予算を設定しておらず全体予算のみの設定+入札上限単価を設定していない場合、こちらも想定より大幅に費用がかかるケースもあります。
まとめ
今回はFacebook広告におけるよくある質問をまとめました。
基本的な知識として抑えておくことで、よりスムーズな運営が可能となりますので、是非参考にして頂ければと思います。
また、本記事では触れませんでしたが、この他のプラットフォーム(Instagram・Twitterなど)での広告運用に関しても実は注意すべき点がたくさんあります。
※こちらも後日、記事にしてまとめていきます。
弊社では伴走型のインハウス支援により、 「広告担当者の育成」を承っております。
・広告運用の品質はプロ水準
・実際に運用するのは貴社(貴院)広告担当者
・広告代理店への外注・委託と異なり、ノウハウやテクニックは自社(自院)に残る
といった特長があります。
さらに弊社は「薬事法管理者在籍のインターネット広告代理店」です。
よって薬機法・医療広告ガイドライン等の各種関連法規についても対応が可能となっており、さらに
・YMAA(薬機法、医療広告ガイドラインの知識を習得した広告取扱担当者)
・KTAA(景品表示法・特定商取引法の知識を習得した広告取扱者)
も取得しておりますので、高い水準での広告運用をご提供可能です。
どんな些細なご質問でも構いません!
まずはお気軽にお問い合わせください。