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SISのミッション・仕事に対する考え方、SISの会社についてお伝え致します。

薬事法管理者とは

薬事法有識者委員会が認める民間資格。 広告表現、ウェブコンテンツ、パンフレット、商品パッケージなどにおけるあらゆる表現に関して、薬事法・食品衛生法、健康増進法、景品表示法、特商法等に抵触するような表現を回避し、代替案を提案するための一定の知識レベルを有していることを示す資格となります。 当社では本資格を有する広告担当者が、広告コピーのチェック、代替案の提案をおこないます。

背景

近年、主に単品リピート通販の領域でさまざまなサプリメントやシャンプー、スムージー、青汁などの健康食品や化粧品が登場し、それらの販促のためにいわゆる”強い表現”が常態化してきた背景がありいます。 そのような中で、薬事法違反の表現も散見され始め、当局も規制に乗り出してきています。象徴的な出来事としては、2021年にアフィリエイト検討委員会の開催されたこと、薬事法違反で広告主だけでなく、それを支援する立場にあった広告代理店の社員、ウェブ制作会社の社員までもが逮捕されたステラ漢方事件があります。 そのような時代だからこそ、法律を守り、消費者利益、事業者利益の双方を守りながら安全にビジネスを進めることが求められています。各種法令違反をしない広告表現かつ商品の魅力を最大限に伝える表現の重要性は今後ますます大切になって参ります。
当社ではそのお手伝いをしています。

アフィリエイト検討委員会とは

近年、インターネット上の広告手法の多様化・高度化等に伴い、アフィリエイト・プログラ ムを利用した成果報酬型の広告(以下「アフィリエイト広告」という。)が多く見られる。 景品表示法においては、商品等の供給主体が消費者に対して不当表示を行った場合に同法上 の措置がされる。アフィリエイト広告において、広告主は一般に供給主体であるが、広告主で はないアフィリエイターが表示物を作成・掲載するため、広告主による表示物の管理が行き届 きにくいという特性や、アフィリエイターが成果報酬を求めて虚偽誇大広告を行うインセンテ ィブが働きやすいという特性があり、また、消費者にとっては、アフィリエイト広告であるか 否かが外見上判別できない場合もあるため、不当表示が行われるおそれが懸念される。 こうした観点から、消費者庁では、アフィリエイト広告等について実態調査を実施している ところである。この実態調査と並行し、さらに関係者から実態や課題について聴取してアフィ リエイト広告の状況及び課題を明らかにし、不当表示が生じない健全な広告の実施に向けた対 応方策を検討するため、「アフィリエイト広告等に関する検討会」(以下「検討会」という。) を開催する(委員等は別紙のとおり。)。

こういった理由から、アフィリエイト広告規制のための検討委員会が発足しています。おそらくアフィリエイターの管理がASPに任され、その管理を広告主が行うと言ったピラミッド構造になるだろうと薬事法ドットコムの林田氏は述べています。 つまり、今までは”アフィリエイターが勝手にやっているため管理できていなかった”と言った言い訳を広告主がした場合に、広告主の責任の追求が難しかったのですが、今後はアフィリエイターの表現一つ一つに広告主の責任がついて回ることになるだろうということです。 一方、単品リピート通販に注力してきたメーカーは、いわゆる”アドアフィリエイター”の存在によって、大きな売上を担保してきた背景があります。 今後、こういったアドアフィリエイターを活用した大量の見込み顧客獲得という手法はより厳しいモノになると予想されます。 理由としては、薬事法、景品表示法は違反すれば刑事罰となる可能性が非常に高く、広告主は今までのように無責任にASPを利用すると逮捕、起訴され、刑事罰を受けるリスクが高まるからです。

ステラ漢方事件とは

本事件は、健康食品「肝パワーEプラス」を販売していたステラ漢方の社員、広告代理店2社の社員が逮捕されたケースです。 ズタボロになった肝臓が半年で復活」などと医薬品的効能効果を謳ったことが薬事法違反となったようです。
問題は、この表現を誰が考え、指示を出したか、という点です。今回3社が逮捕された経緯の詳細は不明ですが、おそらく3社で協力してこういった表現を考え出していった、もしくはどこかの社員が考えた案に対して、その表現を3社とも把握していたこと判断されたのでしょう。
まだ捜査中であり今後起訴されない可能性もありますが、注視していきたい事件です。 今後、広告主・代理店・媒体(アフィリエイターを含む)はかなり高いレベルの知識と倫理観・責任感を持って業務に取り組まなければいけない時代になっています。

プラットフォームの規制強化

本事件は、健康食品「肝パワーEプラス」を販売していたステラ漢方の社員、広告代理店2社の社員が逮捕されたケースです。 また、プラットフォームの規制強化も年々厳しくなっています。2021年現在、医療系広告のYoutube広告は実質全くと言っていいほど配信されなくなっております。他にも化粧品系、加圧シャツなどの健康器具、PCR検査類、投資系も厳しく規制がされています。
もちろんプラットフォームの審査に通らないことは、知らない間に法律違反をするリスクが低減する意味では広告主にとっても歓迎すべき点はあります。
一方、なぜ審査に通らないのかという点について自らあたりをつけられないと改善点がわからず、審査を通すことができず広告配信自体が難しくなります。

ビジネスを続けるためには代替表現の提案力が重要

こういった業界全体の規制強化を背景に、広告活動はますます難しくなっていく傾向が見られます。 そのため、
-法律違反にならないための高い知識レベル・コンプライアンス意識
-違反しないための代替表現の提案力
この二つが今後の広告活動においては重要な能力になると当社では考えています。

薬事法管理者・YMAA・KTAA資格保有者のいる当社へ

最後になりましたが、当社ではYMAA、KTAA認証の取得、薬事法管理者の取得により、クライアント様のビジネスを合法的に拡大するための「攻め」と、法律違反を防ぐ「守り」のお手伝いが可能です。 お声かけ頂けますと幸いでございます。