突然ですが「ホテル・旅館業界は経済の重要な一翼を担っており、景気の状況を知ることができる」という話があります。
そんな業態としては非常に歴史のあるホテル・旅館業は従来のテレビCMや新聞・雑誌広告など、従来からの広告手法で集客しているのが現状です。しかし、近年は若い世代を中心にネットかた宿を予約する人が増えています。
そこでここでは、ホテル・旅館業界における広告出稿による集客方法を紹介するとともに、その際に役立つヒントもご紹介します。ホテル・旅館の新しい広告方法を探される際に、ぜひお役立てください。
ホテル・旅館の広告出稿方法5選
ホテルや旅館の経営をされている方は、日本国内のポータルサイトであれば「じゃらん」などに広告を出稿したり「じゃらん」経由での予約を獲得されている方も多いでしょう。
しかし、それ以外にも実は広告出稿の方法があります。
ここではホテルや旅館が自社で行えるような、広告出稿の方法を5つご紹介していきます。
特に日本国内の集客に加え、新型ウイルス感染症の状況によっては今後、再びインバウンド需要も見込めることとなります。そのため、ここでは海外に目を向けた広告出稿をも含めてご紹介していきます。
方法1:ホームページ
まず、自社のホテルや旅館のホームページを利用する方法です。
お客様に自社ホテル・旅館のホームページを見つけてもらうためには、お客様が自社ホテル・旅館に関連するキーワードで検索した際に、検索結果の上位に表示されるよう、ホームページのSEO(検索エンジン最適化)対策を行うことが重要です。
SEO対策には、適切なキーワードの選定やタグの有効活用など、さまざまな方法があります。また、ホテル・旅館のディレクトリサイトに登録することも効果的です。
方法2:Web広告
2つ目の方法は、ターゲット顧客が訪れる可能性の高いWebサイトに広告を出稿する方法です。
Web広告には、バナー広告や検索広告など様々な種類があります。
バナー広告の場合、ホテルや旅館に関連するWebサイトに広告を掲載することができます。
例えば、人気の観光地にあるホテルや旅館であれば、その観光地の情報を提供しているサイトに広告を掲載することができます。
検索広告の場合、あらかじめ登録したキーワードでお客様がGoogleやYahooで検索した際に表示される広告です。
検索広告では、キーワードと予算を設定することで、ホテルや旅館に興味を持ちそうなお客様に広告を表示させることができます。
方法3:SNSアカウント
3つ目の方法は、Twitter、Facebook、Instagramなどのソーシャルメディアアカウントを利用して、ターゲット顧客にリーチする方法です。
ハッシュタグを利用することでより多くの人にリーチすることができますし、ソーシャルメディアプラットフォームに有料広告を掲載することも可能です。
さらに、カスタマーレビューや写真など、ユーザーが作成したコンテンツをソーシャルメディアアカウントに投稿することも効果的です。
方法4:YouTube広告
4つ目の方法は、YouTube広告を利用する方法です。
YouTube広告とは、YouTube動画の前や途中に表示される動画広告のことです。
過去に似たような動画を見たことがある人や、ホテル・旅館に関連するキーワードで検索している人をターゲットに広告を出すことができます。
方法5:ポータルサイト
これは端的に言ってしまえば旅行予約サイトなどのことを言います。
有名どころだと、やはりリクルートさんの「じゃらん」などが該当するでしょう。
その他最近は外資系の旅館やホテルのポータルサイトも出てきているため、こういったところに掲載する方法もあります。
ただしこういったポータルサイトに掲載する場合には掲載料が発生するか、もしくは宿泊が成約した時に一定の率で手数料を徴収されることになるため場合によっては費用倒れになる恐れもあります。
その他宿泊料についてもポータルサイト向けの特別なプランを提供するようにと言われる事例も多々あり、結果的に利益の面で見れば費用対効果が薄いとなってしまうケースもあります。
ただしポータルサイトの爆発的な知名度や集客力を考えれば、一つの選択肢として検討しておきたい方法ではあります。
ホテル・旅館業界の広告出稿を成功させるためのコツ
それではホテル・旅館業界の広告出稿を成功させるには、どのような考え方や行動が必要なのでしょう。
これにはいくつかのコツがあります。
ここでは普段、当社の広告出稿コンサルティングやインハウス支援を行っている担当者が、マーケティングの見地からホテルや旅館業界の広告出稿を成功させるためのコツを少しだけ公開させていただきます。
この他にも、いくつかのテクニックやコツのようなものがあり、ご依頼をいただければ御社にマッチする、広告出稿が楽しくなるようなノウハウについてもご提供可能となっています。
詳しくはお問い合わせください。
コツ1:ターゲットを明確にする
どんな広告キャンペーンでも、最初のステップはターゲット層を明確にすることです。
ホテル・旅館業界では、多種多様な潜在顧客が存在するため、このステップは特に重要です。ビジネス客から家族旅行客まで、広告出稿の前にターゲットを明確にすることが重要です。
コツ2:ターゲット層に合わせた広告媒体を使う
ターゲットが明確になったら、次はそのターゲットにリーチする広告媒体を選びます。印刷物、オンライン、テレビなど、さまざまな選択肢があります。
ターゲットに確実にリーチするためには、適切なメディアミックスを選択することが重要です。
コツ3:最小限のコストで最大の効果を得る
広告キャンペーンは、最小のコストで最大の効果を得ることが可能です。
これは、広告の配置を慎重に計画し、適切なメディアを選択することによって達成することができます。
事前に、予算感を含め広告戦略をしっかり練る必要があります。
コツ4:表現方法に注意する
広告の表現方法も重要です。スタイル、トーン、アプローチなど、広告の効果につながるような工夫が必要です。
例えばガチガチの高級旅館なのに訴求の方法として「ファミリーでもご家族連れでも学生さんの旅行でもお気軽にどうぞ!」といった雰囲気でアプローチしてしまうとやはりどうしても旅館やホテルの品位が下がってしまったり、ブランディングに影響が出る恐れもあります。
その他反対に明らかにビジネスホテルであったりカジュアルに宿泊できる旅館であるにも関わらず、高級路線を打ち出してしまうとやはりこれも、客層や営業スタイルと広告表現がマッチしてこないため、結果的に顧客が違和感を感じて予約に繋がらなかったり・・・
また予約に繋がって実際に宿泊があったとしても顧客の期待する体験とかけ離れていることが多々あるため、どちらの意味にせよ悪いレビューが付く可能性も捨てきれません。
このように広告は表現方法も注意が必要です。
ホテル・旅館業界の広告出稿の注意点
ホテルや旅館業界は特に医療広告ガイドラインのような、厳しい広告出稿規制やガイドラインのような「縛り」は存在しません。
しかし、あくまでも宿泊客ありきの業界であることから広告出稿にはやはり注意しなければならないポイントがあります。
また、景品表示法や旅館業法などの日本の各種法令・法規にも十分に目を配る必要があるでしょう。
そこでここではホテル・旅館業界の広告出稿において注意すべき点を、日本国内の法律に照らして紹介していきます。
注意点1:景品表示法に違反しないよう注意する
広告を掲載する際には、景品表示法に抵触しないように注意する必要があります。この法律は、広告に不当な景品類を使用したり、誤解を招くような表示をすることを禁止しています。
禁止されている例としては、以下のようなものがあります。
– 実際には適用されない割引を提供すること
– 製品の品質について虚偽または誤解を招くような主張をすること
– 製品の利点について、虚偽または誇張した主張をすること。
注意点2:旅行業法上の表示規制に注意する
ホテル・旅館が広告を掲載する際には、旅行業法による表示規制にも注意する必要があります。この法律は、広告を含む旅行会社情報の表示について規制しています。
広告に適用される規制には、次のようなものがあります。
– 広告は、目立つように表示し、見やすいようにしなければならない。
– 誤解を招くような広告であってはならない
– 虚偽または詐欺的な広告であってはならない
例えば、上図のような広告があった場合、
虚偽説明になる恐れがあるため、広告を作成する際は十分に注意を払うべきです。
注意点3:安易にポータルサイトへ登録しない
広告を掲載する際のもう一つの注意点は、ホテルや旅館が安易にポータルサイトに登録しないことです。
ポータルサイトとは、さまざまなWebサイトへのリンクを提供するWebサイトのことです。
ポータルサイトの中には、掲載するために支払いが必要なものや、事業者の同意なしにホテルや旅館を掲載しているものもあります。
いずれの場合も、登録する前にそのポータルサイトが信頼できるものかどうかを確認することが大切です。
まとめ
ホテル・旅館業界に広告を出稿する際には、法令に抵触しないようにいくつかのポイントに注意することが大切です。
これらの点に留意することで、効果的かつ法令遵守の広告を行うことができます。
また、ホテルや旅館の広告でお困り事がある際は一度プロへご相談ください。
最新の動向などをもとに適切なアドバイスをさせていただきます。
弊社では伴走型のインハウス支援により、 「広告担当者の育成」を承っております。
・広告運用の品質はプロ水準
・実際に運用するのは貴社(貴院)広告担当者
・広告代理店への外注・委託と異なり、ノウハウやテクニックは自社(自院)に残る
といった特長があります。
さらに弊社は「薬事法管理者在籍のインターネット広告代理店」です。
よって薬機法・医療広告ガイドライン等の各種関連法規についても対応が可能となっており、さらに
・YMAA(薬機法、医療広告ガイドラインの知識を習得した広告取扱担当者)
・KTAA(景品表示法・特定商取引法の知識を習得した広告取扱者)
も取得しておりますので、高い水準での広告運用をご提供可能です。
どんな些細なご質問でも構いません!
まずはお気軽にお問い合わせください。